○ ななくさ農園って?
人と環境に優しい農業、生活を目標とし、できることから始めています。
自然の恵み、地域の慈愛を頂きながら、自給を基本に据えた農業を実践中です。
儲からない農業ですが、逆に言えば、金が無くても良い生活なので不況に強いのも事実?・・・。
日が出たら働き、日が沈めば家に帰る。自分で作ったもの、近所からの頂きものを食べて寝るシンプルな生活。 困っていたら助け合う「結」の精神が未だ残っている東和地区。 便利さ華やかさでは都会に敵いませんが、田舎には田舎の良さがあります。都会の生活の時に感じていた不安や疑問に対する答えが、農業・農村にはあるような気がします。 |
自然農、有機農業に憧れて、サラリーマン生活に終止符を打ち、平成18年10月に当地に新規就農し開園しました。
平成18年 5月 | 篤農家の元で農業研修開始 |
8月 | 空家、農地を紹介される。家の手入れを始める。畑約1ha。 |
9月 | 家を手入れして入居。畑の開墾を始める。 |
10月 | 農地の貸借につき農業委員会の許可を受ける(農家になる) |
11月 | 小麦の栽培を始める |
平成19年 4月 | 本格的に作付け開始(キュウリ、インゲン) |
5月 | 10年以上耕作放棄されていた田圃を斡旋され購入(10a)復田 |
平成20年 4月 | 水田10aを委託される |
9月 | 福島県よりJAS有機の認定を受ける(県内で37番目) |
ウドンの委託製造を始める | |
平成21年 | 市場出荷を止め有機専門業者へ格付け出荷 |
NPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会の開墾事業を活用し、 遊休桑園を開墾(普通畑40a) |
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平成22年 | 発泡酒製造免許取得に向け税務署との調整を始める |
平成23年3月 | 東日本大震災、福島第一原子力発電所事故(原子力災害)に遭遇 |
4月 | 有機農産物出荷組織「オーガニックふくしま安達」設立 営農の継続を決める。 |
7月 | 二本松税務署より「発泡酒」製造免許を受ける |
現在の経営 | 水稲20a、有機圃場80a(キュウリ20a、インゲン5a、小麦20a等) |
借り受けた農地は、20年近く放棄された桑畑でしたが、ご近所様のお力添えににより開墾し普通畑とし、また、田圃の復田もしました。
平成20年9月には、福島県より、JAS有機の認定も受けました。
開墾前。手前の薄緑が桑畑です。 | 畑の下側より伐採・抜根 | 抜根し整地。3.5反の畑になりました。 |
当農園では、一部を除き(師匠の指導で化学肥料を使った畑がある)当初より、無農薬・無化学肥料栽培です。開墾畑なので、土が全然できていず、十分な収穫には至ってませんが、堆肥と有機質の投入により土が段々良くなってきている感じがします。
私の理想は、福岡正信さんの自然農法の実践ですが、自分の技術と資質が向上するまで、また、土ができるまでは、過渡期的措置として有機農業で行こうと思っております。但し、コンは、納得できず、当初より不耕起の自然農を専用の畑で実践中です。
インゲン畑。左と下がキュウリ畑です。 | 復田した田での手植え | 手前は小麦。奥でキュウリパイプ組み中。 |